「水玉時間」の作者谷山浩子さんは、みづえファンの間では名曲「子守唄を聞かせて」の作者としての方が名高いかも知れませんね。「子守唄を聞かせて」はファンの間では人気の高い作品ですが、途中で「潮騒のメロディー」とAB面チェンジをされてしまった不遇の名曲として記憶に残されています。
「水玉時間」が収録されているアルバム『愛のモノローグ』にはもう一つ「真夜中のテレパシー」という作品も収録されています。「真夜中のテレパシー」は安井かずみ×加藤和彦コンビの意欲作「愛のイマジネーション」の扱い(この曲も途中で「真夜中のギター」とAB面チェンジされています)に対するスタッフ側の謝罪の意味を込めてオファーされた楽曲であると以前妄想したのですが、「水玉時間」の背景にもこれとほぼ同じ構図があるように思いますね。すなわち「子守唄を聞かせて」の扱いに対する谷山氏側への謝罪の意味を込めてオファーされた楽曲なのではないかと。谷山浩子さんはみづえちゃんの歌声に惚れ込んで、自ら「子守唄を聞かせて」を売り込んだと言われていますから、AB面チェンジされた時は当然いい気はしなかったと思いますが、数年後のオファーに対してこの「水玉時間」のような素敵な作品を提供してくれたということは、決してみづえちゃんへの思いを途切れさせていたわけではなかったと思いたいですね。翌年には谷山さん自らこの「水玉時間」をセルフカバーしていますから、谷山さんにとってもこの曲は大事な作品だったと言えると思います( ;∀;)
この歌のラストの印象的なフレーズ「この世でいちばん美しい嘘」について、以前「美しい嘘=真実の愛」という逆説的な表現なのではないかと、わかったようなことを言っていましたが、もとより女心にも詩的表現にも疎い方なので、自信のある解釈とは言えませんね。「水玉時間」とは、会いたい人と逢えるまでの、水の中にいるような、色がない、とてもこわい、心許ない時間のことだと思いますが、我々みづえファンにとっては、みづえちゃんと逢えなくなった「今」が、というよりアイドル「高田みづえ」が姿を消した約40年前からずっと、まさに「水玉時間」の中にいるようなものです。「嘘」でもいいから、やはりもう一度「高田みづえ」と逢いたいです。もしもその願いが実現したら、もしかしたらそれこそが「この世でいちばん美しい嘘」と言えるのかも知れませんね(;^ω^)

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