望郷の気持ちを歌ったある意味典型的な「高田みづえソング」であるこの「ゆれて故郷」には、「6月23日」の誕生花であり、みづえちゃんご本人も好きと言っている、まさに「高田みづえ」を象徴する「都わすれ(ミヤコワスレ)」という植物が、場面場面で印象的に登場しています。ミヤコワスレは5,6月(初夏)に花を咲かせますが、「夏の追憶(おもいで)を染めぬいた白いゆかた地を仕舞う頃(つまり夏の終り)」に「都わすれ」が揺れていたという描写が、季節感が合わない気がしてしばらく納得がいきませんでした。しかし歌詞をよく読んで現在の彼女の状況を想像してみれば、歌の物語はすんなりと頭に入ってきます。
彼女は今、故郷を離れて一人暮らしをしています。そして懐かしい故郷の情景を思い出して(ひと言で言えばホームシックになって)います。懐かしい友だちや恋した人、兄貴の顔、微笑む母、そして雪どけ頃の景色、村祭りの様子、夏の川遊びなど季節に関係なく追憶しています。春に咲くれんげの花や、秋口に赤くはじけ散るほおずきも懐かしがっていますから、とにかくあらゆる季節の故郷を思い出しているわけです。そしてそのすべての場面の背景に「都わすれ」が揺れていたのでしょう。つまりミヤコワスレは彼女にとって、季節を超越した故郷の情景のシンボルなわけです。「揺れていた」と言っているだけで「咲いていた」とは言っていませんから花は咲いていないのかも知れませんが、季節を超越した思い出の中の情景ですから花が咲いていた方がしっくりくるような気もしますね。
もう一つ、2番に登場する「都わすれ」ですが、こちらは彼女が「頬寄せ」ていますから、思い出の中の花ではなく、彼女の手元にある花のようです。この時の彼女は一人暮らしをしていますから故郷に咲いているミヤコワスレではなく、多分故郷を離れる時に一輪摘んで押し花にした花でしょうね。押し花に頬寄せながら空を見上げると、ちぎれ雲や赤とんぼがあたかも故郷に向かうように飛んでいた。そこで居ても立ってもいられず夜汽車に飛び乗って故郷に帰ることにしたわけです。「都わすれ」の花言葉は「しばしの休息」というそうです。いろいろ辛い思いをして一人暮らしに疲れた彼女は、あたたかいぬくもりの中で眠るという「しばしの休息」を求めて、夜汽車に飛び乗ったんでしょうね。
「ミヤコワスレ」は「高田みづえ」さんを象徴する花と書きましたが、そうするとこの「ゆれて故郷」という楽曲は、その当時のみづえさんの心情と絶妙にリンクする作品と言えるのかも知れませんね(;^ω^)

8 comments
  1. S☆Jさん、こんちは!😃

    みづえさんの動画アップ⤴️
    ありがとうございます🙏
    毎日暑い💦日が続いてますが…
    みづえさんの曲を聴くと元気になるわ〜😆

    今日から高校野球⚾️が始まったので
    どんなドラマがあるのか楽しみです。

    S☆Jさん、まだまだ暑い💦日や
    コロナには負けずに過ごしていきましょう

  2. こんばんは🌙😃❗
    この曲も情緒が感じられる曲ですねぇ。特に最後の「夜汽車今故郷を目指す」ってとこは当時みづえちゃんが一人で都会に出て来て故郷を想い出して夜汽車に飛び乗って帰りたいって感じが良く表れてる曲やと思います。飛行機や新幹線では無くて夜汽車ってのが良いですねぇ~(^-^)v

  3. これはまた名曲のアップ、ありがとうございます。
    この曲は「ふりむけば秋」の中で、真っ先に好きになった曲です。望郷の歌とでもいいましょうか、鹿児島での懐かしい人たちや風景を思いながら歌ったのではと思います。この時みづえちゃん、19歳ですね。ひとりで上京して4年、いろいろあったと思います。いいことがたくさんあったでしょうが、嫌なことも数えきれないほどあったかもしれません。ちょうど、故郷が懐かしなる頃にこの曲です。まさに当時のみづえちゃんを歌った曲だと思います。神のいたずらか、まさかこの後に紅白落選という知らせが届くとは・・・
    でもこの曲のおかげで、ミヤコワスレという花の存在やこの花がみづえちゃんの誕生花、花言葉が「しばしの憩い」だということを知ることができました。この後の明星平凡の記事にもちょくちょく登場しますね。そういえば、鹿児島への夜行列車はもうないんじゃなかったかな。これも時代の流れを感じます。

  4. 名曲アップありがとうございます。都会のアパートでみづえちゃんがひとり押し花に頬を寄せるシーンを想像するとたまらないですね。私はもう実家はなくなってしまったので、故郷に帰ってもホテルに泊まるしかないのですが、ホテルの窓から故郷の街並みを見てると追憶が尽きないです。いつまでも眺めてしまいますね。アカシアの花、亡父の顔、そして恋したみづえちゃん。

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