熊本から東京に出てきたばかりの頃、
森高千里は周りからよく
「おとなしいですよね」と言われていたそうです。

まだ標準語をうまく話せず、
自然と口数が少なくなっていたこともあり、
周りには「静かでおとなしい子」に見えていました。

でも本人は、
「本当はそんなにおとなしくないのに」
と感じていたといいます。

自分が思っている自分と、
周りから見えている自分が違う。

そのモヤモヤを歌詞にしたのが、
森高千里が初めて自分で詞を書いた「ミーハー」でした。

当時は作詞のやり方もほとんど知らず、
変わった歌詞を書こうと狙ったわけでもありません。

自分が普段考えていることを、
普段使っている言葉でそのまま書く。

口では少し言いにくいことも、
歌詞なら書ける。

書き終わると
「言えた、スッキリ」
という感覚だったそうです。

のちに独特な歌詞でも知られるようになる森高千里。

その始まりには、
周りから見えていた自分と
本当の自分との小さなズレがありました。

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