満島ひかりさん、古代舟再現に斧振るう
約3万年前に台湾付近から琉球列島(南西諸島)へ、人類はどうやって渡ったのかを検証する航海実験に向け、国立科学博物館などの研究チームが7月31日、スギの丸太を削る古代舟づくりの様子を公開した。この日はプロジェクトを応援する俳優の満島ひかりさんも石斧(せきふ)を振るった。航海は来夏の予定だ。 約20万年前にアフリカで誕生した現生人類は、約3万8千~2万5千年前に日本に渡ってきたとされている。研究チーム代表の海部陽介・国立科学博物館人類史研究グループ長によると、そのルートは三つ。その一つが台湾から琉球列島を北上したルートだが、流れの強い黒潮を横切り、どうやってたどり着いたのかは分かっていない。…