相米慎二監督作品『お引越し』から、後世の映画人から熱烈に支持され続ける「相米慎二」の演出方法が明らかに!中井貴一、桜田淳子、田畑智子が食卓を囲む『お引越し』30 年前の公開当時の貴重なメイキング映像公開!
昨年のヴェネチア国際映画祭クラシック部門で最優秀復元映画賞を受賞し た『お引越し 4K リマスター版』はフランスでの公開が130館以上にまで拡大し、ヨーロッパ各国や北米で注目の的に。『夏の庭 The Friends 4K リ マスター版』も香港国際映画祭にてワールドプレミア上映を迎え、名匠・相米慎二監督は海を越えて新たな観客のもとにその名をとどろかせている。
この度、公開当時讀賣テレビ放送によって制作・放送された『お引越し』の貴重なメイキング映像の一部を公開!
両親の別居から家族の危機に揺れる小学6年生の少女の心を躍動感たっぷりに描いた、相米慎二監督の後期を代表する映画『お引越し』。
この度公開されたのは、公開当時讀賣テレビ放送によって制作・放送された『お引越し』の貴重なメイキング映像の一部。
映画のファーストシーンとなる重要な場面で、4Kリマスター版のビジュアルでも使用されているワンシーンだ。夕飯の食卓を囲む父ケンイチ、母ナズナ、娘レンコ。食器とお箸のあたる音だけが響くなかレンコが立ち上がり「食卓で会話の弾む明るい家庭」と言葉を発するが、別居することが決まっている夫婦の耳にはレンコの訴えは響いていないようだ。
夫婦の気まずい空気感を醸し出す間合いやそれを受け止める娘の反応に相米監督の細やかな演出が入る。レンコを演じる田畑智子には「食べるのに一生懸命になるよりも、“明日家族がばらばらになってしまう。お父ちゃんとお母ちゃんがこんなことじゃなければいいのにな”という気持ちがもっとはっきり(演技に)出ないと」と、演技未経験の田畑に向けて演技の仕方を懸命に伝えている。父ケンイチ役の中井貴一、母ナズナ役の桜田淳子、たくさんのスタッフに囲まれて、指導を受ける田畑のまなざしは真剣だが、不意に照れたように笑うと初々しさが垣間見える。
【STORY】
両親が別居。はじめは家が2つできたと喜んだレンコも、次第に自身を取り巻く変化の大きさに気づかされていく…。
京都に住む、明るく元気な小学6年生、レンコ。父ケンイチが家を出て、母ナズナとの二人暮らしが始まった。ナズナは新生活のための規則を作るが、変わっていこうとするナズナの気持ちがわからない。レンコは、離婚届を隠したり、自宅で籠城作戦を決行したり、果てにはかつて家族で訪れた琵琶湖への小旅行を勝手に手配する…。
『お引越し 4Kリマスター版』
1993/2023讀賣テレビ放送株式会社
1993年/124分/日本
監督:相米慎二
脚本:奥寺佐渡子、小此木聡
原作:ひこ・田中
製作:伊地智啓、安田匡裕
撮影:栗田豊通
出演:中井貴一、桜田淳子、田畑智子、笑福亭鶴瓶
『お引越し 4Kリマスター版』は2024年12月27日公開
#中井貴一#桜田淳子#田畑智子
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