「揺れる想い」ZARD

「揺れる想い」ZARD（#ZARD）
作詞 ： 坂井泉水
作曲 ： 織田哲郎
※Fake Liveバージョン
Base Music：SARD UNDERGROUND

1993年5月19日に8枚目のシングルとしてリリースされた夏のZARDの代名詞ともいえる曲です。
大塚製薬「ポカリスエット」のCMソングに起用され、130万枚を超えるミリオンセラーとなりました。
1993年1月にシングル「負けないで」、4月に「君がいない」と立て続けにヒット作を出し、「揺れる想い」も2曲目のミリオンセラーとなったことで、もはやたまたま売れたアーティストとは言えないような状況になってきました。
それどころか、同時期に活躍していたB’z、CHAGE&ASKA、前年にブレイクしたWANDSなどを凌ぐ勢いでヒット作を連発し、瞬く間に日本の音楽シーンのトップへ駆け上がって行きます。

「負けないで」と同様、どんな状況・どんな人でもイメージ出来る詞の世界、そして織田哲郎氏のJ-POP王道なメロディーがマッチし多くの人に支持される曲となっています。
織田哲郎氏は多数のアーティストでミリオンセラーを輩出していますが、“ゴールデンコンビ”と呼ばれる坂井さんとの楽曲だけを見るとZARD専属の作曲家ではないかと思うほど相性が抜群でした。

「夏」「海」「青空」「爽やか」「ポカリスエット」「織田哲郎」…ZARDから連想される多くのイメージはこの曲がもたらしたものです。
坂井さんによるサビの澄んだ高音ボーカルはまさにZARDの本領だと言えるでしょう。

この曲の直後に発売されたアルバム「揺れる想い」は200万枚を超えるセールスとなり、1993年の年間セールス1位となりました。
派手なことをあまり好まない坂井さんがZARDの大ブレイクをどのように見ていたか分かりません。
しかし本人の望む・望まないに関係ないぐらい、世の中ではZARDがどんどん大きな存在になっていく、そんな特別な夏でした。