この「絹の雨」という印象的な楽曲について、自分は当初誤った解釈をしていたようです。「見てしまったの」というスキャンダラスな匂いを感じるフレーズやちょっとサスペンスフルな曲調から、彼氏の浮気現場を目撃してしまった女の子の姿を思い浮かべてしまい、「結局そういうありがちな話ね」と思い込んで、リアルタイムではこの歌のランキングはそんなに高くはありませんでした。
ところが大分後年になって改めてこの曲を聴いた時、「恥じらいの朱の色に 青を混ぜた涙の線」というフレーズが目に留まり、今までの解釈は間違いだったと思うようになりました。主人公の女の子は、薄化粧をしてるんです。相手の「あの人」はちょっと年上の憧れのお兄さんみたいな存在だったんでしょうね。その人に対し意を決し、薄化粧をして花束を抱えて、告白をしに行ったのに、相手の彼氏には普通に彼女がいて普通に一緒に暮らしていた。彼女の初恋は告白する前に砕け散ったのです。その衝撃を思うと、彼女の「何を見たの? 何を見たの?」という独白には毎回涙を誘われますね。そして同時に彼女に対して「がんばれ」と声援を送りたくなります。人は誰でも、いっぱい失恋して、いっぱい衝撃的な体験をして、一歩ずつ大人になっていくんです。だから「負けるな、がんばれ」。君にはきっと素敵な未来が待っているよ。松本隆氏の描く世界は、島武実氏の世界がファンタジックなジュブナイルという印象なのに対し、本当にリアルな青春小説という感じで心に残りますよね。高田みづえさんがその瑞々しい歌唱で、松本隆の歌世界を情感を込めて巧みに歌い上げていると思います。
そんなわけで、今ではこの「絹の雨」は自分の中のランキングがジャンプアップしていて、少なくともアルバム『ふり向けば秋』の中では偏愛度が相当高めです。もしかしたら1位かも知れません。もう一つ偏愛度高めの作品が「かりそめ雲母雲」なんですが、「絹の雨」と「かりそめ雲母雲」がどちらも「松本隆×松任谷正隆」コンビ作品という点は特筆すべきでしょうね。みづえナンバーでのこのコンビ作品はこの2曲だけなんですが、2曲だけというのはいかにも惜しい気がします(;^ω^)

4 comments
  1. 今日もこんにちは? SJ sama 😉☺
    いつもそして今後もかわいい 🥰
    mizue sanのルックスと歌声.. 😘😄😁

    01:26のオオカミの顔と赤い帽子の物語のように着たmizue san
    とても可愛かったです。☺😘
    今日もかわいい写真と美しい写真がたくさんあります。😄😂
    瞳が幸せで歌声に耳が楽しくなりました。👁👀👂🤩😚

    いつもありがとうSJ sama ありがとうございます。🙏💕🙇‍♀🙇
    月を見つめて皆さんの幸せを共に祈りましょう。🌕🌠🍬🍭
    ありがとうございます!! 😊🤗 💐💐

  2. そう!私も最初は、浮気現場を見たのかなと思ってました。いきなり「見てしまったの」ですからね。
    「あの人はもう大人」というフレーズで、片想いだったんだと分かりました。花束をかかえて、彼に告白でもしようとしてたのでしょうか・・・ ドラマですね。また歌詞の一節一節が上手いこと表現されていると思います。
    ただ、S☆J様と違う見解があります。S☆J様はこの女の子は薄化粧してると解釈していらっしゃいますが、私は逆でいつもと違う大人びた化粧をしてたんじゃないかと思ってます。「はじらいの朱の色に 青混ぜた涙の線」、朱は頬紅で青はシャドウでしょうね。雨で流れるくらいですから、頑張って化粧したんじゃないかなぁ。なんて勝手に思ってます。
    これから「ふり向けば秋」聴きたくなってきますね。
    どうも最近「絹の雨」が「銀の雨」見えてしまいます😅 
    みづえちゃんが歌う「銀の雨」めちゃ良かったですからね。カバーだして欲しかった😔

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