高良健吾の姿勢に巨匠・中島貞夫監督「わかっとるなこいつ」と太鼓判/映画『多十郎殉愛記』の記者会見



映画『多十郎殉愛記』の記者会見が3月25日に帝国ホテルで行われ、高良健吾、多部未華子、木村了、永瀬正敏、寺島進、中島貞夫監督が登壇。84歳をむかえた映画界の重鎮・中島監督が、高良の演技を高く評価する場面があった。

同作は、『極道の妻たち』『木枯し紋次郎』などを手がけた中島監督が、20年ぶりに長編劇映画のメガホンをとった最新作。幕末の京都を舞台に、高良演じる主人公・清川多十郎の壮絶な生き様を描く。中島監督は、今回の作品について「20年ほど考えていた、チャンバラ映画とは何なのかということを具現化しました。自分なりに全力投球したつもりです。俳優陣の生き生きとした芝居を見て欲しい」とコメント。

続けて、殺陣のシーンが多い作品の中で、高良の演技について、監督は「クランクインする2ヵ月前から殺陣を習ってくれたのですが、ある時『斬られ役の演技も勉強したい』と言ってきたんです。高良くんが斬られるシーンはないのですが、斬り役よりも斬られ役の方がタイミングが難しいんです。なので、勉強したいと言われた時は『わかっとるなこいつ』と思いましたね」と太鼓判を押した。

また、高良は巨匠・中島監督の作品を、「時代劇を見返してみると、とにかく尖っている」と評価。さらに、『木枯し紋次郎』など中島作品で多数主演をつとめた菅原文太について、「『まむしの兄弟』シリーズが大好きで。自分にとって、菅原さんのイメージはストリートという感じで、大好きです。たまに監督に『文ちゃん』と呼ばれていたことは、とても光栄でした」と現場でのエピソードを笑顔で明かした。

『多十郎殉愛記』は4月12日より丸の内TOEIほかにて全国公開となる。

※元記事はこちら:http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=13913

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2 comments
  1. 俳優さん達の言葉、ひとつひとつが真摯に語られていて、作品そのものの姿勢が感じられるインタビューでした。
     ありがたく拝見させて頂きます。

  2. 高良さん 木村さん 多部さん 実力ある若い世代の方々が果敢に挑む姿が印象的です。それを、周りのベテランの俳優さん(永瀬さん 寺島さん)が際立たせ、「支え支えられ」 の雰囲気も素敵でした。
    中島監督の作品。一つ一つ真剣に取り組む姿勢。
     高良さん 木村さん どちらも「助役」としても 相手を引き立てながらの演技が大好きです。「相手を引き立てる事」を考えた演技、おごらない演技と心。
    普段から周りをよく見て、温かい心をもって接しているのではないかと思っています。
     主演の「高良健吾さん」と「木村了さん」の組み合わせは、木村さんの「助役」としての良さが味わい深いと思います。
     高良健吾さんが、「中島監督に『文ちゃん』と 菅原さんと呼び間違えたエピソードがあり「光栄でした」」とお話するのが印象的でした。

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