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#齋藤飛鳥
乃木坂46
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乃木坂46
Nogizaka46 logo.svg
乃木坂46のロゴマーク
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
活動期間 2011年 –
レーベル N46Div.(Sony Music)
事務所 乃木坂46合同会社
共同作業者
Sony Music Entertainment
秋元康
公式サイト 乃木坂46公式サイト
メンバー 現メンバーを参照
旧メンバー 元メンバーを参照
受賞歴 受賞歴を参照
乃木坂46
YouTube
チャンネル
乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL
活動期間 2012年 –
ジャンル 音楽
登録者数 約156万人
総再生回数 約10億1120万回
YouTube Creator Awards[表示]
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年8月20日時点。
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乃木坂配信中
YouTube
チャンネル
乃木坂配信中
活動期間 2021年 –
ジャンル エンターテインメント
登録者数 約89.8万人
総再生回数 約2億6401万回
YouTube Creator Awards[表示]
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年8月20日時点。
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乃木坂46(のぎざかフォーティーシックス、Nogizaka46)は、日本の女性アイドルグループである。秋元康のプロデュースにより、2011年8月21日に結成した[1]。
概要
2011年にソニー・ミュージックエンタテインメント (SME) と秋元康の合同プロデュースによる新たな女性アイドルグループが企画され、乃木坂46の結成に至った[2]。背景として、AKB48は2006年からSMEグループのデフスターレコーズに所属していたが、2008年にキングレコードへ移籍した後にヒットし、ソニーミュージックの担当者が「逃した魚は大きかった」と表現した通り、ソニーに多大な影響を与えたことが挙げられる[2][3][注 1]。結成時のメンバーにはモデルやアイドルなど多くの芸能活動経験者が名を連ねた[5][注 2]。
乃木坂46はAKB48グループに所属せず、AKB48の公式ライバルとして存在する[7]。AKB48グループが専用劇場を持つのに対し、乃木坂46は専用劇場を持たない[7]。AKB48グループが選抜総選挙を実施するのに対し、乃木坂46は舞台『16人のプリンシパル』における配役決定で投票を実施するという差別化を図っている[8]。このような差別化は乃木坂46の1stシングル『ぐるぐるカーテン』のミュージック・ビデオ (MV) における私立女子校の風景から提示され始めた[9]。乃木坂46は専用劇場を持たないため、その世界観は乃木坂46の冠番組である『乃木坂って、どこ?』などの映像を通じて構築され[10]、各曲のMVがその世界観を補完する役割を果たしてきた[9]。また、乃木坂46は「コンセプトがない」ことをコンセプトとし[11]、AKB48のシャドーキャビネット (shadow cabinet) として存在する[7][注 3]。その様相の描写は乃木坂46の1stシングル『ぐるぐるカーテン』のカップリング曲『会いたかったかもしれない』のMVから出現し始めた[13][14]。このMVはAKB48の楽曲『会いたかった』をトレースした作品でAKB48の影を描写している[14]。このため『会いたかった』のMVが真夏に撮影されたのに対し、『会いたかったかもしれない』のMVは真冬に撮影された[15]。『会いたかったかもしれない』のMVには当時のAKB48のセンターであった前田敦子が登場し、乃木坂46のセンターに抜擢された生駒里奈に当時の自分を重ねるような視線を送るシーンがある[15]。
乃木坂46運営委員会委員長の今野義雄[注 4]によれば、乃木坂46では「AKB48とは異なるかたちのエンターテインメントを目指すプロジェクト」を方針としていくつかのテーマを掲げている[18]。第一に「劇団」のようであることである[18]。乃木坂46においてダンスは「舞踏・舞踊」として位置づけられ、ダンスを通じて「劇を演じる」ことによってひとつの作品を提示することを命題としており[18]、振付面ではミュージカルのような芝居ができるグループとして「差別化したい」「大御所でいきたい」という秋元康の意向から[7]、1stシングルから5thシングルまで南流石が振付を担当した[20]。第二に「文化的」であることである[18]。CDの特典映像として収録されている個人PVは、乃木坂46のメンバーを用いて文化的な要素を引き出すための装置として位置づけられている[18]。
音楽面では、既存のアイドルグループとの差別化を図るためにフレンチ・ポップスが採用された[7][注 5]。スタイリストの堀越絹衣[注 6]らによって制作された歌衣装は「おしゃれなリセエンヌ」というイメージから[7][22]、紫をキーカラーに淡い色調で彩られたクラシカルなフォルム、白い三つ折りソックスとワンストラップのエナメルシューズが定番である[21]。ただし、このようなフレンチ・ポップス路線は1stシングル『ぐるぐるカーテン』から3rdシングル『走れ!Bicycle』まで続いた後、4thシングル『制服のマネキン』を機に路線変更がなされ、新しいイメージが打ち出された[23][24]。一転して強いメッセージ性を伴うダンスナンバーとなった『制服のマネキン』のMVはYouTube上において当時の最多再生回数を記録し[24][25][26][27]、のちに乃木坂46の作品群の中でも「ヒット曲」とみなされるようになる[28]。林修によれば、その次作である5thシングルの表題曲「君の名は希望」の歌詞は、主人公である「一人の少年の自我の目覚め」を描写している[29]。
その後、6thシングル『ガールズルール』でグループ結成時からセンターを務めてきた生駒里奈が白石麻衣とセンターを交代[30]、生駒のAKB48兼任が発表される[31]。これに対し、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花などのメンバーが異議を唱え[32]、見解の相違は物議を醸し[33]、何をもって公式ライバルなのか、グループの存在意義が問われた[34]。ファンの間では兼任反対の署名運動が巻き起こった[35]。この結果、AKB48を「乗り越えなければならない目標(坂道)」としていた乃木坂46は[36]、AKB48グループのような構造を追求するのではなく、個々のメンバーの個性を活かす方向へと移り変わっていった[37]。4月2日発売の乃木坂46の8thシングル「気づいたら片想い」でシングル表題曲で西野七瀬が初のセンターに抜擢された。2015年には「乃木坂46 新プロジェクト」を掲揚し[38]、乃木坂46に続く坂道シリーズ第2弾として欅坂46(現・櫻坂46)が誕生した[39]。これを機に乃木坂46はAKB48とは異なる独自グループとして始動する[40]。