永瀬は神棚を壊した呪いにより、嘘がつけなくなってしまった。ある日、新人の月下とともに顧客・久美の物件案内に出向く。月下が見つけたのは家賃が格安で立地も抜群の部屋。久美も契約寸前まで乗り気だった。ところがその瞬間、永瀬の口が勝手に動き出す――彼は思わず、大家の悪質な計画を暴露してしまう。大家は若い女性を格安物件に誘い込み、その後ストーカーを装って恐怖を与え、自主退去に追い込むことで敷金や礼金を搾取していたのだ。同様の手口で運用している物件は二十件以上。押収金だけでも莫大な利益を上げていた。真相が明らかになると、久美は逆に「なぜ最初に教えてくれなかったのか」と月下を責める。永瀬の正直さは新人を助けるどころか、自分自身も解雇の危機に追い込んでしまう。
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