太田裕美「雪待夜」
作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:萩田光雄

1978年12月5日に発売予定だった13枚目のシングルの候補曲。歌入れまで行って「良くない」
という理由で採用されずお蔵入りとなった冬の曲。代わりに同日発売のアルバム『海が泣いている』からのシングルカット
となった「振り向けばイエスタディ」が採用された。
太田裕美のよると、この曲がお蔵入りになった時に、松本隆、
筒美京平、太田裕美のゴールデントリオの終わりが近いことをふと感じたという。
曲としては、ザ・太田裕美サウンドと言える、歌謡曲寄りのマイナーコードで、田舎から東京に出ていく彼氏を
見送る歌。詞は松本隆得意の文学的な表現に溢れた味わいのある作品ながら、シングルにするには非常に地味
で不採用も納得ではある。また、アルバムがロサンゼルス録音のウエスト・コーストの風が吹いているサウンドであるのに対して、こちらは湿った日本のサウンドそのものであり、シングルとアルバムでコンセプトがあまりに違うのも決して良くないと思うので、不採用で良かったとも言える。

1999年4月に発売されたCD-BOX『太田裕美の軌跡』で未発表曲として世に出た。

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1977年のお蔵入り未発表曲。ボサノバ歌謡、太田裕美「貝がらのブレスレット」(previously unreleased )

3 comments
  1. 松本隆、
    筒美京平、太田裕美のゴールデントリオの終わりが近いという解説、
    ちょっと感慨深かったです。
    彼女の曲をずっと追っているファンと、常にヒット曲を求める歌謡曲ファン、
    今振り返るとどの歌手にもそれぞれの曲というのは、思い入れのある曲だったんだ
    なあと思います。
    いつも、すばらしい解説と素敵な曲の紹介をありがとうございます。

  2. この歌を初めて聴いた時、太田裕美が演歌⁉️って思ったのを思い出しました😅
    それにしても、ジャケ写、かわいい🩷

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