「大雨の運転」編…わずか“30cm”の冠水でエンジン停止『備えよう』 【『備えよう』防災動画プロジェクト】



フジテレビ防災動画プロジェクト『備えよう』第2弾は、夏に大きな被害をもたらす雨の警戒とともに、いまや災害といって過言ではない猛暑に対して、自分たちの行動によって“危険な未来を避けられる、変えられる”ことを訴えかける内容となっている。

アンダーパスで冠水した場所に車が入り込んでしまうと、水がドアの下から約30cmの高さまで達した時点で、男性でも開けづらくなるほどの強い水圧がかかる。
(東京・墨田区 本所防災館「都市型水害体験コーナー」より)

水が車のマフラーの高さまで達すると、排気ができなくなり、エンジンが止まってしまう可能性がある(「防災の超図鑑」(KADOKAWA)より)
※一般的な車のマフラーの高さは、地面から約30cm

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フジテレビは、防災動画プロジェクト『備えよう』をスタート。アナウンサーによる防災の呼びかけを15秒の動画にまとめたもので、フジテレビでの放送ならびに「フジテレビドキュメンタリー」にて配信を行う。第2弾として、避難の目安になる警戒レベルの色分けについて、さらに川の急な増水、冠水した道路の危険性、ベビーカー使用時の熱中症への警戒を呼びかけるシリーズの放送と配信を、7月23日(水)から開始する。
制作の中心となったのは、防災士の資格を持つアナウンサーだ。フジテレビには10人の防災士アナウンサー(安宅晃樹、上垣皓太朗、内田嶺衣奈、遠藤玲子、勝野健、木村拓也、宮司愛海、宮本真綾、山中章子、吉岡恵麻)が在籍。このプロジェクトでは防災士としての視点を生かし、知識としての防災情報を伝えるだけでなく“災害に備えるために実際に行動をしてもらう”ことにこだわり、動画制作に臨んだ。
プロジェクトの監修は、気象庁気象研究所の主任研究官で、雲研究者の荒木健太郎氏が務める。フジテレビ系ドラマ「ブルーモーメント」、映画「天気の子」で気象監修を担当、著作「防災の超図鑑」(KADOKAWA)でも子供から大人まで分かりやすくためになる防災情報を発信してきた。