星に祈りを/倍賞千恵子



作詞・作曲 佐々木勉 
編曲:小川寛興
昭和51年4月21日発売 にっぽんの歌・第1抄

 この曲の解説は
①抒情愛唱名曲集・倍賞千恵子の世界の斉藤幸二プロデューサー、
②日本抒情歌全集3の長田暁二音楽文化研究家の新旧ディレクター
の解説などをもとに。
 昭和40年ころ、カレッジ・フォークが流行。黒沢久雄の<ブロード・サイド・フォー>が「若者たち」で人気になり、彼らのためにシンガー・ソングライターのはしりの佐々木勉が作詞・作曲して、41年9月に発売されました。スイートな青春讃歌でメロディがとても美しく、多くのGSやフォークの人達も愛唱しました。
 佐々木は成城大学経済学部を卒業後、証券会社と広告会社のサラリーマンを7年勤めた後、日本フォノグラムから自分の曲「あなたのすべてを」でデビューした変わり種。その後、<ザ・サページ>に「いつまでもいつまでも」、<ロス・インディオス>に「別れても好きな人」を提供。ほかに榊原郁恵「夏のお嬢さん」、デュエットのヒット曲「三年目の浮気」などを作りましたが、昭和60年、46歳で他界しました。

 なお、エド山口さんの人気Youtube番組「Oh!エド日記」では、この曲は最初は「夜空の星」というタイトルであったが、加山雄三さんの「夜空の星」が有名になったので、「星に祈りを」と改題されたと、詳しく説明されています。「Oh!エド日記」は、ギターやバンドの知識のない人たちにとっても、興味深く聞けるエレキ歴史事典だと思います。時々、倍賞さんのことも出てきます。

倍賞千恵子応援ページ
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