映画 はたらく細胞 まさかの感動作&ためになるエンタメ映画!これは家族みんなで映画館で観よう!



映画はたらく細胞

監督/武内 英樹(たけうち ひでき)

テルマエ・ロマエ(12)
テルマエ・ロマエII(14)
翔んで埼玉(19)
翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜(23)
もしも徳川家康が総理大臣になったら(24)

出演/
永野芽郁
佐藤健
芦田愛菜
山本耕史
仲里依紗
松本若菜
染谷将太
板垣李光人
加藤諒
加藤清史郎
マイカ・ピュ
深田恭子
片岡愛之助
新納慎也
小沢真珠
鶴見辰吾
光石研
Fukase(SEKAI NO OWARI)
阿部サダヲ

原作漫画は
10年くらい前に読み始めたかな?と思っていたら、2015年から連載開始だそうで

その後アニメ化もされて、花澤香菜ちゃんが声優ってことで一通り鑑賞はしたが、この作品が実写映画化…と聞いたときには不安しかなかったが、多くの人がそうだったと思う。

ただ監督が武内 英樹(たけうち ひでき)ということを知ると、少し安心感はでたものの、実際問題、あの漫画の内容をそのまま映画化は無理じゃね?
とは感じていたのも事実。

で、フタを開けると、これがまた想像の斜め上を行く内容で十分に満足が行くものだったのだ

人間の体内の細胞、その数なんと37兆個。
酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球、そのほか無数の細胞たちが、
あなたの健康と命を守るために日夜全力ではたらいているのだ。
高校生・漆崎日胡(うるしざきにこ/芦田愛菜)は、父親の茂(しげる/阿部サダヲ)と二人暮らし。

まじめな性格で健康的な生活習慣の日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しくはたらいている。

一方、不規則不摂生に日々を過ごす茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちがいつも文句を言っている。
親子でも体の中はえらい違いだった。仲良し親子のにぎやかな日常。
しかし、その体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める…。
漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける!?

永野芽郁、佐藤健という連続TV小説「半分、青い。」のコンビ復活…というのもポイントではあるが、今回の出演者は揃いも揃って実力者ばかり。
全員が着ぐるみやら特殊メイクやらでスクリーン内で暴れる、観せてくれる、楽しませてくれる

永野芽郁の赤血球はコスプレ感あるのに、演技がうますぎて普通に見られる

佐藤健の白血球はコスプレ感あるのにアクションがバリバリ全開でみちぇくちゃかっこいい

山本耕史はシン・ウルトラマンの外星人メフィラス感からようやく開放されて、ノリノリでキラーT細胞を演じているし、NK細胞の仲里依紗は、ゼブラーマン2時代を思わせるようなキャラ感だしつつ、観ている側を楽しませてくれる

松本若菜はマクロファージ役だが、優しいお姉さんっぽいところとアクションシーンとのギャップ萌え
しかも声の喋り方はアニメ版の井上喜久子に寄せてる感…があるのも、好感度アップ!

このように全員が演技がうますぎるのに、ケレン味感もあって、真剣に演技しているのにどこかコミカルな雰囲気を漂わせる絶妙な面白さ。

そこに加わるのが、かわいいかわいい血小板の子役たちw
漫画版もアニメ版も血小板ちゃんが可愛いのがポイントだったがそのあたりは、原作、アニメファンも納得だろう

個人的には、松本若菜と佐藤健が同じ作品に出演…というのもムネアツ
仮面ライダー電王以来??
美人のほほん天然お姉ちゃんとしてでていた松本若菜と
電王に変身する佐藤健が、まさかこういう形で同じ作品で出演するとはw

さらに映画オリジナルの展開として、実際のヒトパートを作っており、こちらが泣かせる要素に輪をかけている。
阿部サダヲのコミカル全開の演技は言う事無しだし、芦田愛菜のピュアな恋心と親思いの理想とも言える娘役の演技はさすがとしか言いようがない

脇を固めるのも演技派俳優ばかり
ヘルパーT細胞は染谷将太だし、
新米赤血球の板垣李光人と先輩赤血球の加藤諒のコンビもコメディ感に一役買っていた
ヴィランも片岡愛之助、小沢真珠に加えて、SEKAI NO OWARI のFukaseが観せてくれる。
Fukaseは映画としては キャラクター(21)で観せたサイコな役どころに似たところがあるが十分迫力と見せ場が用意されており、見応えも十分

なんといっても肝細胞の深田恭子の色気あふれるシーンもたまらないのである。短すぎるといってもいいくらいだが…

体の中の細胞、赤血球と白血球をメインに日常で起きる様々な事象に対して体内で何が起きているのか?を保健体育の授業のごとく説明してくれる前半と親子のドラマとともに病気に対して行う治療が人体に与える影響も含めて表現する後半

作品を通して、人間の中にある細胞のひとつひとつが、細胞としてやるべきことをやり、健康のためにさまざまな働きをしている…という部分は丁寧に描かれており、日々健康について考えることがない人でも、ちょっとは健康について考える切っ掛けにもなるかもしれない

それくらい、作品として押し付けがましくないレベルで、健康のありがたさを感じられる物語の展開になっている。

ちょっと お涙頂戴展開が、過ぎる感があるとはいえ、
いずれもよくできていて、見応え十分の作品

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