和歌山市和歌浦中にある玉津島神社は、今から1300年前の724年に、聖武天皇が和歌の浦に行幸し、この地の風致を守るため玉津島と明光浦の霊を祀ることを命じました。
そして、万葉歌人の山部赤人はじめ、多くの歌人がその美しい景観を詠んだ「和歌の聖地」です。
これを記念して2024年に「和歌の聖地・和歌の浦 誕生千三百年記念大祭」が行われました。10月27日には「聖武天皇行幸時代絵巻行列」が行われ、玉津島神社からおよそ1キロメートル離れた片男波まで、奈良時代から江戸時代までの時代装束での行列が繰り広げられました。
行列には、大河ドラマ「光る君へ」で藤原の公任(きんとう)役を演じた、町田啓太さんが特別ゲストとして参加しました。
そして行列は、江戸時代へと続き、徳川家康を祀る紀州東照宮の例大祭「和歌祭」の名物が登場しました。