46年前の曲とは思えないボサノバ風オシャレなCity Popの名曲、太田裕美「恋愛遊戯」〜アナログレコード再生シリーズ



アナログレコード盤再生シリーズ。
太田裕美「恋愛遊戯」
作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:萩田光雄

1977年5月31日発売の太田裕美、8枚目のシングル。
3年ほど前に、太田裕美「恋愛遊戯」〜本当のシングル・バージョンはこれhttps://youtu.be/zjO0sAlGgpIと題した動画をアップしていますが、タイトルの通りの内容を強調したものでしたので、レコードプレーヤーも変わったこともあり、改めてこの名曲を発売日にアップします。

前作「しあわせ未満」の四畳半フォーク風歌謡曲とはうってかわって、ボサノバのリズムを取り入れたオシャレでポップな曲。この手のサウンドは90年代に入って流行り始めたので、早すぎた名曲と言える。1975年から77年にかけてはちょとしたボサノバブームで「あの日に帰りたい(荒井由実)」「マイ・ピュア・レディ(尾崎亜美)」「メモランダム(ハイ・ファイ・セット」「どうぞこのまま(丸山圭子)」など多くの名曲が出ている。
サウンドはウエストコーストAOR、それにバックでさりげなくギターがボサノバのリズムを奏でているもので、今流行りの日本製City Popsの先駆けとも言える。
オリコン13位、12.5万枚の売上となるスマッシュヒットにはなったものの、物足りない結果となった。

再度念を押しで。CDでシングル・バージョンとして世に出ている楽曲は完全に間違いで、アルバム『こけていっしゅ』に収録されたものと同じバージョンが先行シングルとして発売されたものである。プレスの時期に関係なくこれしかない。つまりシングル・バージョンもアルバム・バージョンも本来は存在しないが、このレコードの音源のものが真のシングルバージョンである。

梅雨入り直前のジメジメした時期に、乾いたサウンドを聴きながら夏を待ち侘びる、そんな雰囲気にぴったりの名曲をアナログレコードでお聞きください。

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3 comments
  1. 筒美京平と松本隆
    時代が変わるほど名曲になっていく凄み🎉

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