映画『花束みたいな恋をした』公開初日に、菅田将暉、有村架純、土井裕泰監督、坂元裕二(脚本家)が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて実施された舞台挨拶に登壇した。※全国321館で生配信
映画『花束みたいな恋をした』予告編はこちら
「今日はお越しくださいまして、ありがとうございます。この状況の中で公開を決めたということは大きな意味があると思います。エンターテイメントとして皆様に愛されることを願っております」(菅田)、「生配信を見てくださっている方もありがとうございます。無事に公開する日を迎えられたことが何よりですし、こうして皆様と登壇させていただける日がきたことが本当に嬉しいです。ちょうど1年前が撮影中でしたが、懐かしくも、あっという間だなという気持ちで感慨深いです」(有村)、「今日は劇場に足を運んでいただき、ありがとうございます。無事に公開して、お客さんの前に僕たちが立って、映画を皆さんに観ていただけることが本当に特別なことなんだと感じます。今日はこの映画の生みでもある、坂元さんも駆けつけてくれて本当に嬉しいです」(監督)、「普段、イベントなどなかなか駆け付けることがないもんですから、うまく駆け付けられるか心配でしたが(笑)皆さんも駆けつけてくださってありがとうございます。どうぞ宜しくお願い致します」(坂元)とそれぞれ公開への想いを語り、会場は盛大な拍手に包まれた。
まず始めに本作のイベントに初めて登壇した坂元が「すごく感動していたのに、監督から『つまらなかったですか?』と言われました(笑)心の中でじんわり秘めたものがあったんだと思います。自身が関わっているものなので恥ずかしいですが、素直に染みて、少し泣きました。俳優さんが演じた時点で自分が書いたことは忘れてしまって、麦くんと絹ちゃんの姿を見ている一人として感動しました。とにかく感謝の一言、ありがとうと言いたいです」と本作の感想を述べ、「菅田くんと初めて会ったのは5年くらい前なんですが、3年くらい前にとあるところでお会いして、『またお仕事したいんだよね』と話をしたら、菅田くんが『ラブストーリーがしたい』と言ってくださったんです。そのときの想いが果たせて感無量です」と本作の誕生秘話も。
菅田は「坂元さんが脚本をされているTVドラマを観てきた世代ですし、ラブストーリーを今のうちにやらなきゃな、やりたいなという気持ちがあったんです」と当時を振り返ります。有村も坂元の感想に「すごく嬉しいです。試写の際も坂元さんが『とっても良かったじゃないですか』と感想を言ってくださって、胸を撫でおろしました」と安堵の表情を浮かべます。監督は「映画にすると3時間半ほどの長い脚本を一番初めに頂いて、そこからブラッシュアップして今の形になったんですけど、ありふれた人たちの、ありふれた恋の話であるのは変わらず、そこに障害や枷があるわけでもなくて、彼らの日常を描き、その恋の始終を見つめていく。非常に難しいですがこの物語を二人が演じることが本当に楽しみでしたし、上手くいくと新しいラブストーリーになると信じていました」と脚本、監督、キャスト皆の力で成功に導いたことが伺えます。
菅田は「本当に面白かったです。実際の商品や人が沢山登場するので、リアリティもすごいなと感じました」と初めて脚本を読んだときの感想をコメント。有村も「私も3時間半分の長い台本を頂いたんですが、何も引っ掛かることなく一瞬で読めちゃったことに驚きました。最初の脚本では役名が違ったんですけど、次に頂いたときには役名が“麦”と“絹”になっていて、物凄く好きな名前だなと思いました。読み進めていくと、登場人物たちがどんどんチャーミングに見えて、菅田くんとどういう日常を創り出せるだろうかという楽しみを覚えました」とワクワクしていたそう。そんな脚本は坂元が菅田、有村の出演を想定して執筆(当て書き)したものですが、坂元は「菅田くんが、有村さんがお芝居をしたときにどんな役を演じたら面白いか、どんなシチュエーションだったら面白いのかと考えながら書きました。過剰に若者とか、時代の変化とかを意識してしまうと、どうしても上から目線になってしまったりするので、今の子は違うんじゃないだろうか?など意識せず、とにかくフラットに書いています」と今の若者たちの恋愛をリアルに描くこだわりを明かしました。
気軽に交流できていた撮影時とは世の中の状況も大きく変わってしまいましたが、菅田は「テーマも普遍的で、世代も関係のない作品になっているので、本当に映画と人というシンプルな距離で楽しんでいただければ嬉しいです。この状況下だからこそ人との触れ合い、温かさ、色々なことを思い出しながら、未来に進んで行けたらいいなと思います」と、この映画が皆に届くことを祈ります。有村も「麦と絹の恋愛日記のようなラブストーリーですが、人生の物語でもあります。それはいつしかの皆様の物語でもあると思うので、皆様が生きてこられた普遍的だけど大切で、忘れられない瞬間というものと寄り添いながらこの映画を感じてほしいなと思います。観終わった後は、花束のように心に灯をくれる物語になっていると思うので、大変な世の中ではありますが、きっと温かい気持ちを残してくれる作品になっています」とコメント。
「1年前の今頃はちょうど撮影の真っ只中で、今日の日は何をしていたのかなと振り返っていたら、静岡で夕暮れていく海を麦と絹が見つめていたシーンの撮影でした。ついこないだのようでもあり、とても時間が経ってしまった気もします。この1年間でまるで世界が変わってしまったようですが、実は何も変わってないんだよ僕たちは、ということをこの映画を観て感じていただきたいです。映画として純粋に楽しんでいただければと思います」(監督)、「この映画はラブストーリーであると同時に、文化やカルチャーというものが生活の中から消えていく瞬間を描いている作品でもあるのですが、それがこの1年間と重なるように感じます。この映画と同時に、『ヤクザと家族 The Family』、『名も無き世界のエンドロール』も無事公開を迎え、僕はタッグを組んでいるような気持ちです。このコロナ禍で映画が公開されて、改めて私たちにとって映画とは、カルチャーとは何なのかを考えて頂くきっかけになればいいなと思います」(坂元)とそれぞれ本作に対する想いや、エンターテイメントに向けての熱いエールを届けた。
———–
偶然に出会った山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)の2人の、その夜をきっかけに始まる奇跡のような人生最高の恋の5年間の行方を映し出す。連続ドラマ「Mother」「最高の離婚」「カルテット」の脚本家・坂元裕二が、2020年の東京を舞台に、今を生きるすべての人へ贈るため書き下ろした物語。予告に流れる楽曲「勿忘」(読み:わすれな)は、本作を鑑賞し感銘を受けたAwesome City Club(オーサムシティクラブ)が、その時の気持ちをそのまま書き下ろしたインスパイアソングとなっている。 © 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
作品情報-Article https://www.cinemaniera.com/movie/37650
映画『花束みたいな恋をした』(東京テアトル、リトルモア 配給)は2021年1月29日[金]よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
https://hana-koi.jp/
========
■チャンネル登録よろしくお願いします!↓
http://pr9.work/2/cinemaniera
■2021年注目映画YouTube再生リストでまとめました↓
2021年公開の注目映画・話題作!【洋画】
http://pr6.space/3/cinemaniera
2021年公開の注目映画・話題作!【邦画】
http://pr6.space/4/cinemaniera
■予告編で観る!今週の映画ランキング(更新|毎週火曜日)
https://www.cinemaniera.com/ranking
■そのほかの予告編は ↓
https://www.cinemaniera.com/trailer にて
========
シネママニエラで最新映画情報をゲット! https://www.cinemaniera.com/
Google Newsにて、映画ニュース配信中
#菅田将暉 #有村架純 #土井裕泰監督 #坂元裕二 #花束みたいな恋をした #シネママニエラ
【R指定】シネママニエラでは「R指定」作品の動画(予告編・特別映像等)は基本的に、映画本編のレーティングにあわせて(18歳未満は見ちゃダメ)(15歳未満は見ちゃダメ)の表記を付与しております。また、年齢確認を要する動画には「YouTubeコミュニティ ガイドライン」 に基づいてログインが必要になります。