「この力をどういう風に使うか、先生に決めてほしい。私は今……先生のためにここにいるから。」
【固有武器】Et Omnia Vanitas
アズサが常にしっかりと持っている銃。
銃身には「全ては虚しい。どこまで行こうとも、全てはただ虚しいものだ」という文字が刻まれている。
【使用している銃の元ネタ】M4
コルト社が開発したアサルトライフル。アメリカ軍のみならず多くの国で採用されており、日本でも公式発表はされていないものの特殊作戦群が運用していると思われる。M16に比べ銃身長が短く、アサルトカービンとも呼ばれる。
M4はM16A2の銃身、銃床を短縮した派生型であり、M16A2とは約80%の部品互換率を持っているとのこと。制式採用時は少数配備にとどまっていたが、1998年以降M16A2後継の主力小銃として採用されるようになり、現代アメリカ軍を代表する火器として今日まで至る。
2000年代以降アメリカ軍の主力小銃を置き換えるために様々なライフルが開発されているが、なんだかんだで現在の地位を守り続けているロングセラー銃である。
民間市場でも人気があり、オプションパーツも豊富である。本作のアズサも銃床をマグプル社製CTRストックに似たものに交換しているようだ。
ちなみに以下のように、東京マルイとのコラボ企画で「M4A1 MWSをベースにしている」ことが明言されている(ただしあくまでベースでありゲーム内のものと一致しているとは限らない)。
MWSとは、M4のバリエーションの一つでハンドガードに4面マウントレールを配したRAS(レイル・アダプター・システム)を搭載し、拡張性を高めたモデルである。
ブルーアーカイブ一周年を記念する生放送において、アルに引き続きトイガンメーカー東京マルイとのコラボ企画としてアズサモデルの銃のワンオフ制作が発表された。
またそのTwitter上での紹介で「M4A1 MWSをベースに」制作されたと明言されている。
【白洲(しらす)アズサ CV:種田梨沙】
トリニティ総合学園所属、補習授業部の氷の魔女。
本来はある学校を中退した身だったが、諸事情でトリニティへと通うことになり、再び学業にいそしんでいる。
性根は寂しがり屋だが、他の人に迷惑をかけることを恐れて自発的に距離を置いており、補習授業部の他の生徒達から心配されている。
【小ネタ】
「vanitas vanitatum et omnia vanitas.」
最近トリニティに来たばかりの転校生。
問題児が集う補習授業部の1人にして、しょっちゅう1人で暴れている戦闘民族。正義実現委員会も手こずるほどの戦闘力を持つ。
小柄な外見ながら常にクールで、戦うことをまったくためらわない、トリニティ版のシロコといったところ。
その戦闘力たるやヒフミと共に盗んだ戦車で校内を疾走し、正義実現委員会20名をなぎ倒して校舎1つを全壊させるほど(なお、そのときの戦闘の原因は「戦車で海へ行ってみたかったから」である)。
モモトークでは先生とコードネームで呼び合うなど、もはや言動が軍人のそれ。
アズサ自身は人付き合いが苦手なため、ある程度の距離をおいて人と接するようにしているようだ。
しかし、補習授業部との初対面では「仲が良いフリをする部活」と言い切ったものの、メンバーとは少しずつ打ち解け始めている。
意外と可愛いものが好きらしく、ぬいぐるみなどを贈り物にすると喜んでくれる。
その切っ掛けは模擬試験の成績アップの秘策としてヒフミが持ち出したモモフレンズのグッズである。
根は優しくて頑張り屋。
「たとえ全てが虚しいものだとしても、それは今日最善を尽くさない理由にはならない」等、たとえそれが虚しいことだとしても全力で取り組み諦めない強さを持つ。
スキルやセリフにあるラテン語の和訳は以下の通りである
vanitas vanitatum:虚無の虚無(ゲーム内では「全ては虚しいものである」と訳していた)
intulit mortem:死をもたらす
sagitta mortis:死の矢
書類偽装によってアリウス分校から来たスパイ。
桐藤ナギサの襲撃のためにトリニティに潜入した。
――と思いきや、本当はキヴォトスが混乱に陥ってアリウスのようなところができてはいけないと思い、自らの意志でエデン条約を護るために二重スパイとして潜入した、アリウスの裏切り者。
襲撃の日が試験当日に決まった時に、補習授業部のメンバーにそのことを告白した。
その前に立ち去ってしまえたはずだったのだが、みんなとの楽しい時間を壊したくなくてできなかった模様。
居場所を失う覚悟だったが、同じく自分のことを打ち明けたハナコの一発逆転の作戦によって試験に合格しつつアリウスの作戦を阻止することに成功。
トリニティの生徒として楽しい学園生活を送れるようになった。
ちなみに補習授業部に入る前に大暴れした切っ掛けは、ある一人の生徒をターゲットにした陰湿なイジメっ子たちを偶然通り掛かった際に懲らしめたことにある(曰く「数に物を言わせて弱い者を虐げる行為が目障りだっただけ」)。
仕返しとしてイジメっ子たちはあることないこと吹き込んで正義実現委員会をアズサにけしかけた。
それに対しアズサは教材用催涙弾の弾薬庫に逃げ込んでそこを占拠し、約1トンの催涙弾を爆破した後に3時間ほど全力で抵抗。
各種ブービートラップやIED(急造爆発物)を駆使し、逮捕されるその直前まで正義実現委員会に多大な被害をもたらした(弾薬切れがなければ更に被害は大きくなっていた)。
なお、イジメられていた生徒に対しては「あの事態は気の毒だけど、いつまでも虐げられてるだけじゃダメ。それがたとえ虚しいことであっても、抵抗し続けることを止めるべきじゃない」と伝えている。