宮崎あおいと堺雅人が「篤姫」以来の夫婦役共演で息もばっちり/映画『ツレがうつになりまして。』会見



うつ病の夫と暮らす日常をイラストを交えてコミカルに綴った細川貂々のエッセイ「ツレがうつになりまして。」が宮崎あおいと堺雅人共演で映画化される。1月9日にクランクインし2月上旬にクランクアップ予定だが、撮影が行われている東映東京撮影所で、1月26日にマスコミ向けの会見が行われた。

出席したのは宮崎と堺、そして佐々部清監督。NHK大河ドラマ『篤姫』で夫婦役を演じた宮崎と堺が3年ぶりに再び夫婦役で共演しているのも話題のひとつだが、宮崎は堺について「いい意味で全然変わってなくて(笑)」とコメント。堺も「ずっと頼りにしていたので、今でも頼りにしています。安心感のある方なので、おんぶに抱っこでやっています」と笑顔を浮かべた。

再共演した感想について宮崎は、「最初からいい関係が築けていたので良かったな、と。テストと本番で違う空気が生まれ、想像もしないシーンになることがあって、それが嬉しい。すごい方で、引っ張って行っていただいていると思いました」と、堺の素晴らしさを絶賛していた。

うつ病を抱えながらも、笑いを絶やすことなく飄々と生きていく主人公夫婦。この夫婦像への思いを聞かれた堺は「うつは、回復して元に戻るというものではなく、違う生き方を手探りで見つけていくという感じなのでは。役者というフィルターを通して見ると、これ以上ない伴侶だと思います」と回答。宮崎も「すごく素敵なご夫婦だと思いました」と語った。

続けて「実生活で夫がうつ病になってしまったら?」という質問に宮崎は「貂々さんのようになれたらいいですね。『大丈夫だよ』と言って、一緒に寄り添ってあげられたら」と語った。

この日は、劇中で主人公夫婦が飼っているイグアナの“イグ”も登場。共演者としてどう思うかと聞かれた宮崎は「最高のパートナー!」とべた褒め。堺も「助演男優賞とか獲るんじゃないですか? 今は動かずじっとしているけれど、『スタート!』と言うと動くんですよ。スゴイですよね」と感嘆した様子だった。

また、エキストラのなかにうつ病と戦っている人がいたそうで、うつ病というものをより身近に感じた様子の宮崎。映画については「とても素敵な作品になる予感がしています。今、うつで苦しんでいる人はもちろん、周りでサポートされている方が見たときに、『よし、やっていこう!』と思えるような作品になるのでは」とアピール。堺は、うつ病をテーマにはしているがこれは決して特別な物語ではないと強調。「6割ぐらいの満足でうまくやっていくのがいい夫婦のあり方だと思う。これは、普通の夫婦の普通のお話なので、みんなに見てもらいたい」と話していた。

『ツレがうつになりまして。』は2011年秋に公開される予定。

※元記事はこちら
http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=2115

#堺雅人#宮崎あおい#ツレがうつになりまして

26 comments
  1. 私もこの二人が大好きw相思相愛な感じがwあ、篤姫の見すぎ??ホントに結婚してほしい。。

  2. うつの夫の脇にそっと寄り添いありのままを受け入れるハルさんに、いいなぁ~素敵な奥さんだなぁ~と思いました。あおいさん笑顔がとても素敵です。

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