俳優の森田剛が主演する映画『見上げてごらん』(10月30日公開)から、主人公・土屋輝一(森田)を取り巻く人物たちを紹介する特別映像と、新たな場面写真10点が公開された。

 森田が演じる土屋は、42歳のマンガ家アシスタント。後輩にデビューを先越され、人気声優として活躍する妻とは別居中で、高校受験を控えた娘との関係もぎくしゃくしている。それでもマンガ家になる夢を捨てきれずにいる。そんな夢をこじらせた男が、一歩踏み出す物語。

 特別映像では、土屋が担当編集者の潮田ユキ(森川葵)に「あなたみたいな人に軽い気持ちで好きな仕事してます、マンガ作ってますなんて言われるとねぇ。めっちゃ腹立つのよ」と感情をぶつける場面が登場。潮田も「私だって私なりにマンガ好きなんですけど。それまで否定されるんですか!」と反論する。夢を追い続けてきた土屋と、仕事に熱くなりきれない自分を抱える潮田。それぞれの思いがぶつかり合う。

 映像には、40歳で電気工事の仕事を辞め、マンガ家を目指してアシスタントになった山田ぽてと(川上友里)、潮田に「お前は何がやりたいの」と問いかけ、「このマンガのどこが好き?それがわからないとしんどくなるぞ」と助言する編集部長の馬場明(阿部寛)も登場。

 土屋の娘・ひかり(早瀬憩)は、「やっぱプロは違いますなぁ」とマンガの製作風景をみて興味津々な一方、父の働く姿を見ながら「夢は叶わないってこと?」と将来に思いを巡らせる。別居中の妻・莉花(松本まりか)は「マンガ書きなよ。今がんばりどきじゃないの」と促す。土屋がアシスタントを務める巨匠マンガ家・吉住はるを(武田鉄矢)も、「書けないなぁ」とぼやきながらも創作と向き合う姿を見せる。

 本作は、是枝裕和監督らが所属する映像制作者集団「分福」の森本晶一と佐藤快磨が共同で監督を務める。原案と脚本を手がけた森本は、長年助監督として映画制作に携わり、本作で長編劇場映画の監督デビューを果たす。佐藤は、長編劇場映画2本目の監督作となる。

 両監督は「長年助監督として映画に携わってきた経験と、監督としてようやっと歩み始めた今の自分たちを、マンガの世界に重ね合わせて描いた作品です」と説明。本作は「特別な夢を持たない人や、社会の中で壁にぶつかりながら日々を生きている人たちにも、寄り添える作品にしたいという思いを込めて作りました。ものづくりに携わる方はもちろん、そうではない方にも届く映画になればうれしく思います」とコメントしている。

主演:森田剛
監督:森本晶一&佐藤快磨
原案・脚本:森本晶一
音楽:池永正二
企画・プロデュース:江守徹
エグゼクティブプロデューサー:巖本博 小佐野保 赤澤芳樹
製作幹事:巖本金属 ギークピクチュアズ
制作プロダクション:ギークピクチュアズ
配給:ギャガ 
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