「流されて」は、8thアルバム『ガラスの花/愛の終りに』における一連の花岡優平作品の中でも人気度の高いナンバーですが、歌詞を読んでみると、どんなに男に棄てられて嫌われても、その男が恋しくて引き寄せられて(流されて)しまうという、いかにも昭和歌謡曲的な世界が広がっていますね。女性に主体性がない気がして内容的には実は好みとは言えないのですが、それでもどうしてもこの曲に引き寄せられて(流されて)しまうのは、間奏のエモーショナルなギターソロと、そしてもちろん「高田みづえ」の圧倒的な歌唱力と説得力のせいでしょうね。男を忘れられない切ない女心を水の循環に例えているところなどは非常に興味深い表現だと思います。
この歌は、「男が……、女は……」と性別を限定して語っているところが昭和的なのであって、性別を限定しなければ今の令和の世でも通用するシチュエーションかも知れませんね。例えばあるアイドル歌手が、ファンの願いも空しくあっさりと結婚・引退して遠くの世界に行ってしまったのに、ファン(ヲタ)はその歌手のことがどうしても忘れられず、歌手の残した曲や映像がメディアに登場する度に、その人のことが恋しくて引き寄せられて(流されて)しまうというようなことが、もしかしたら今でもあるんじゃないでしょうか。具体的な例としては「全く」思い浮かばないのですが😅
先週、「夢のお月さま」という楽曲をアップロードしたのですが、「夢のお月さま」とこの「流されて」が同じ年(1982年)発表の作品だということは、結構驚くべきことなんじゃないかと思いますね。キュートでファンタジックでラブラブな「夢のお月さま」とほとんど昭和歌謡曲の世界である「流されて」が同じ年の発表というのは、それだけで「高田みづえ」の間口の広さと言いますか、懐の深さと言いますか、シンガーとしてのポテンシャルの高さを証明しているのではないかと思っています(;^ω^)
3 comments
見事な歌唱ですね。聴くたび圧倒されます。一瞬にして歌の世界に引きこまれて、みづえちゃんが可愛いとか好きとかそういうのを超えて、聴いてる自分への意識も消えて、ただ歌だけがあるという状態になります。この作品は高田みづえの最高傑作だと思います。
こんにちは♪
ご苦労様です‼️
この曲🎶もよく聴きました〜👍
男性が“海“なんだ〜といつも🤔思ってましたwww(大きな心❤️でいきたいですね〜🐳)
ソレにしても、みづえアップ🔍綺麗です❣️👍
非の打ち所がない🫡
またね〜
S☆Jさま、こんにちは。だいぶん涼しくなり秋めいてきましたね。今日はとっても良い天気です🌝
歌詞を見ていて、あらためて気づかされました。「川」ではなく「河」なんですね。
これは花岡優平氏の何か意図するところがあるのでしょうか?
「河」というと「黄河」とか「銀河」とかそれこそ大きな「河」というイメージですが、そういう理由でもなさそうです。
字面とか文学的イメージでこの「河」を使われたのかな?
ところで2:24のみづえちゃん、「秋冬」の頃かなと思いますが、これはお初ではないでしょうか。すごく気になります🤔
それにしても相変わらず、写真のチョイスが良いですね。さすがです👍
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