どこからが体罰?しつけとの違いを定義 加藤綾子【3分でわかる】



テーマは「体罰の定義」。

「しつけ」と称した虐待事件があとを絶たない。

これは、子育て中の親だけが抱える問題ではなく、社会全体で子どもを守ろう、支援していこう、という取り組みが、少しずつ進んでいる。

2020年4月には、親の体罰を禁止する「改正児童虐待防止法」などが施行される。

これを受け、厚労省は親から子どもへの体罰の定義を、「身体に何らかの苦痛、または不快感を引き起こす行為」と、今回初めて明確に示した。

このガイドラインでは、具体案も挙げられている。

何が体罰になるのか。
例えば、「口で3回注意したけど言うことを聞かないので頬をたたいた」、また、「大切なものにいたずらをしたので長時間正座をさせた」。
こういった手を上げるような行為ばかりではなく、「宿題をしなかったので夕ごはんを与えなかった」。
これは、いずれも体罰にあたるとなっている。

そして、ガイドラインではこういった身体的なものだけではなく、言葉も含まれる。

例えば、「お前なんか生まれてこなければよかったんだ」と、子どもの存在を否定するようなこと。
また、ついやってしまいがちだが、きょうだいを引き合いに出して、ダメ出しや無視をしてしまう。

こういったことも、子どもの心を傷つける行為として、指針案に盛り込まれている。

今回の指針は、あくまでも罰則を与えるようなものではなく、子どもに手を上げてしまった保護者を追い込むためのものではない。

こういったことが、子どもを傷つける行為なんだという認識を喚起して、できるだけ早く相談窓口などへつながるよう促すもの、といったことが狙い。

厚労省は、2019年度内にも取りまとめていく方針。

日本だと、“愛のムチ”というような言葉があるので、どこかで「子どものためを思って」というところに考えてしまいがち。

“愛のムチ”は結局親の都合だけ、ということが、今回の指摘になると思われる。

親にとっては“愛のムチ”のつもりでも、体罰や暴言が実際に子どもの脳に萎縮や変形などの大きな影響を及ぼしてしまうという研究結果がある。

子ども時代に厳格な体罰を受けた18歳から25歳の男女の脳をMRIで解析した調査があり、そうすると、感情や思考をコントロールする「前頭前野」の容積が、平均して19.1%減少してしまうという調査がある。

この「前頭前野」というのは非常に大事なところで、考えること、アイデアを出すこと、感情をコントロールすることなど、人間にとって重要な働きを担う部分。

そのため、幼少期に体罰などを受けてしまうと、人間が人間であるための重要な部分が育たなくなってしまう可能性もある。

(2019/12/04)

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

★チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/subscription_center?add_user=FNNnewsCH

44 comments
  1. 子供を守ろうとする法はいいと思うけど
    体罰やったら虐待ならさ
    物盗んだら犯罪者じゃん
    未成年で万引きしても人に怪我させたりで叱って手をあげたら体罰になるんか?
    親が子供に口で言っても分かってくれないなら誰が子供を諭してくれる?
    他人がする訳じゃないし親が出来ることが限られてくる
    なんかこれじゃ無責任に感じちゃう

  2. 私は、60年間今まで体罰を受けたことがありません。子供の頃も、学校で体罰を見たこともありません。家族を叱ったこともありません。体罰・暴力って、怒りを抑えられない、精神異常人間のはけ口行為でしかありません。犯罪ですよ!小さい時からそう教えられました。

  3. 虐待と躾の境が分からないのは全てではないが昔は1つ家族に3~5位の兄弟が居た年上の子供は一番幼い兄弟の面倒を見た。兄弟が多ければ叩かれたり叩いたり様々有ります、殴る時は、力加減が必要で有る心を制御する事を覚えて行動します。虐待はほとんどニュースで観ると愛人と入籍しなくて自由な生活、男女の肉体的関係だけフリーセックスのみ自由奔放。回りに怖い親戚や兄弟がいない。1つ例えですが。

  4. これを、したら、もうひととかかわることをやめるよこどもが、どんなにこまっていても助けることわやめようとおもう、びょうきでも、野球の九回裏の奇跡でもあたまでわかってるのと本気で自覚することわまったくべつもの、本気でしかることのほうが、誉めるより本当は、大切、

  5. 日本は馬鹿ですか?悪い事をした場合には叱る。子どもを守る法律を作って無法国家を作るのでしょうか?子どもが犯罪を犯した場合、その責任は国が責任を持つ位の姿勢もなく、親の躾とが出来てないとは言わせません。何故なら、その様な法律を制定した責任です。
    1つ面白い話を……警察官の友人の話ですが、4月から施行される法律に対して、警察は正直糞の法律と言っているそうです。

  6. 迷惑な子供を放置するのはやめてほしい!
    体罰してでも止めてくれ
    親にはその責任がある

  7. 体罰の定義を考えるのも良いけどしてもいい限度の体罰とそう出ないものがあるその区別をつけてそう出ないものを法律で禁止をするならいいが全てを禁止するという考えが納得できない

  8. 親が老人になったら絶対やり返してやる。恨んでる。忘れない。

  9. ワシは虐待されている。親を怨む 許さない 大人になったら引っ越す 親が【助けて】って言っても助けない

  10. 僕を侮辱 愚弄する連中、奴等へ
    僕を侮辱 愚弄する連中、奴等は
    すべての障害者への 侮辱、愚弄 そして 虐待だと思え
    障害の事を設定と呼ぶ奴等も存在するぐらいだからな
    障害の一部始終の証拠資料があるからこそ福祉機関に属してる訳だし
    精神科にも実際に通院している訳なのに設定と呼ぶバカが存在してる
    精神科の入院歴というか入退院の繰り返しも経験済みだよ
    躾とは文字の如く【身を美しく振舞う事】である。
    【身を美しく振舞う事】とは【姿勢良く 態度良く 振舞う事】である

  11. 体罰が有害であるという確かな研究データをもとに体罰を適正に規制する正しい流れになってきましたが。

    この流れに逆行し体罰はどんどんすべきと主張する「体罰の会」という過激派団体が存在します。

    どんなオカ(シナ)人が活動してるのかと思って見たら支部長に、5人もの生徒を体罰で殺した殺人犯の戸塚ヨットスクールの校長

    他には反日運動をしているお婆さんもいたり、オカシナ会にはオカシナ人が集まるんだなと思いました。

    戸塚は体罰という名の殺人で尊い命を奪ってなお反省せずに体罰は必要であるといまだに主張を続けています。

    この体罰の会ほど極端では無いでしょうが体罰容認派は根本的な考えが同じなんでしょうね。

    体罰を容認する人は体罰で知能や精神が向上したと言う確かな研究データを出してほしいです。

  12. 体罰の定義が間違っている。正しい定義は,子供の進歩を目的とした有形力の行使です。キーワードは進歩…子供に不快感を与える事が体罰だと、!不快感と言う本能の目的は進歩です。即ち、親、先生達は子供に不快感を与えるのが役目です。子供は、不快感が嫌なので不快感の原因を取り除こうと行動を起こします。行動して目標を達成して時の感情を幸福と言う。体罰とは、行動を起こせない子供に恐怖を与えて、行動させるためのアイテムです。ただ体罰を正しく使える指導者じゃ無いと事故になってしまうので注意が必要です。

  13. 全部ウチの母親と義理父じゃん笑
    この時代に生まれてくれば…と甘い夢を持つけど未来の子供達が幸せになってくれれば自分の幸せです

  14. 虐待されて施設で育ちました。
    (殴られてました。)
    虐待はもちろん反対ですが、
    必要な暴力はあると思います。
    他の人も書いてますが、
    叩くことも必要な場合はあると思います。
    例えば、命に関わる危険な行為や、
    人を叩いた等々、
    叩く、声を荒らげる等もダメとするのではなく、
    ここまではokとかしないと、ダメなように思うのだが?、

    まぁそもそも、このような法律ができるのは、
    躾という名を使って、好き放題やる人間が多くなってきたから、
    ある意味ここまで規制されるのも仕方ない気もする。

    上と下は矛盾したことを書いたが、
    両方の気持ちがあるって事なので、

    上手く伝わるかわかりませんが

  15. 全部経験済みです、おかげで今家族とは会話なしですむしろ家族とはもう思ってないです赤の他人です現在親の影響が妹がこの体罰全部やってますしかし本人はあくまで教育であり自分が体罰してる認識がないようですこういう大人が多いのはまことに残念ですできない事を注意するのではなくできるように仕向けるのが教育ですまあこういうこといっても自覚症状なしのおバカな親にはわからないんでしょうね今妹の子供がかわいそうです

  16. こういうのは虐待じゃないって言ってる人いるけど自分和室の木?で作られたカーペットの上に一時間以上正座させられたことあります。

  17. こんなの作るから児相が安易に親子分離させて悲しむ親子が増えている現状……
    このような文面を児相に欲しいと言ったら、ないし作れないと児相係長はハッキリ言いました。
    こんなんで日本は大丈夫なのか?
    俺は悲しいけど今の日本に住みたくない、国連子どもの権利条約も平気で無視をする国には……

  18. 程度問題ではなく「教育の在り方を根本から見直す」ことが今回の改正の本質です。
    体罰は「いうことを聞かせること」そのものが目的です。

  19. とは言え「叱られない子供」が
    どうなるか?
    努力も我慢も反省もできない子にが出来上がりますが。

  20. 全知全能な、博愛主義に満ちた、神は、幼少期から、屑ポンコツ不良に、対する体罰は、絶対に、必要です。軽い体罰殴打は、全然効果有りません。          教育的指導体罰は、月日かけ行い、数週間以上は、必要です。 例えば、逆さ吊りにして、顔だけ、10分間だけ、毎日、水に付ける、ペニスに、毎日電流数時間以上流す。期間は、約一月間位、逆さ吊りは、数百時間以上、食事は、糞尿のみです。その後、断種手術です。但し、日本人児童だけのみ、適用です。他の民族は、適用外です。

  21. 私は自律神経失調症です。
    夏休みはゆっくりしてて、今日登校日なんですが頭が痛くて休みました。
    いつもどうり、「〇ね」と言われました。
    生きたくないです、消えたい

    自律神経失調症になったのも親のせいです。

  22. 脳の論理も大事だけど、
    やっぱり海外と比べちゃうけど日本に足りてないのは、
    ひととしてお互い大事にしてるって前提、の尊厳や尊敬が その表現が足りてないことなんじゃないのかなって思います

    失礼しました

  23. 耐えきれず「それ虐待だよ」と言ったら「虐待じゃない!」と言われ余計殴られた

  24. 私は中学生のころ、祖父に何度も殴られましたし、母にも小学生の時、リモコンを顔にぶつけられました。誰も助けてくれず、それから、母もきらいになり、祖父とも一切口をききませんでした。
    どんな理由があれ暴力はだめだとおもいます。
    対等な立場であればそれはただの喧嘩ですが、強いものが弱いものに暴力というのは絶対にいけないとおもいます。
    とても恐い記憶がのこりますし、心に深い傷をおうのです。
    きちんと説明すれば子供だってきっと、わかるはずです。

  25. 家では叩かれたり、外に閉め出されたり、押し入れに閉じ込められた。学校でも正座させられたり、立たされたり、デコピンされたりした。でもそれくらいはあたりまえだったし、恨みとかない。約束を守ろうとさせる手立ての一つだったんだろう。それで気を付けようと思ったのは事実だし。虐待というのはどう見ても愛がないやりすぎの暴力レベルのこと。線引きが難しいね。

コメントを残す