杉咲花、新作映画『ミーツ・ザ・ワールド』完成披露舞台あいさつに登壇 “推し”ガールズグループHANAへの熱い思いを語る



女優・杉咲花が、2025年9月15日に都内で行われた映画『ミーツ・ザ・ワールド』の完成披露舞台あいさつに登壇した。会場には共演者である南琴奈、板垣李光人、渋川清彦、筒井真理子、お笑いコンビ令和ロマンのくるま、そして松居大悟監督も勢ぞろいし、華やかな空気に包まれた舞台となった。

本作は、歌舞伎町を舞台に、自分を好きになれない27歳の主人公が、擬人化焼肉漫画『ミート・イズ・マイン』を愛しながらも新しい世界と出会い、心を揺さぶられていく姿を描いた作品。原作は、第35回柴田錬三郎賞を受賞した金原ひとみの同名小説であり、同氏にとっては『蛇にピアス』以来17年ぶりとなる映画化作品としても大きな注目を集めている。

主人公・三ツ橋由嘉里を演じた杉咲花は、今回の出演を決めた理由について「今の社会は“共感”を通じて人と人がつながることがとても重視されている空気があると思う。でも、この作品はあえて逆説を唱えていて、人と人との間にどうしても埋められない“分かり合えなさ”が存在することを描いている。それでも人は寄り添えるんじゃないか、という祈りのようなメッセージに心を打たれた」と語り、この作品が持つ独自の視点に深く共鳴したことを明かした。

さらに会場では、映画のテーマにちなみ「最近の推しは?」という質問も飛び出した。杉咲は迷わず「ガールズグループ・HANA」と答え、観客を驚かせた。彼女は「オーディション番組『No No Girls』のときからずっと見ていて、デビューしてからもずっと応援しています。初めてファンクラブにも入りました」と語り、これまでファンクラブに入ったことのなかった自身が特別な思いを抱いていることを明かした。

杉咲が語るHANAの魅力は、単なる音楽やパフォーマンスにとどまらない。「努力を惜しまない姿が本当に素晴らしい。ライブで語られる言葉の一つひとつも胸に響きます」と熱弁。特に印象に残っているエピソードとして「あるメンバーが『一番大事なのは頑張ることじゃなくて、自分を大切にすること』と言っていて、努力の大切さを身をもって知っている彼女たちだからこそ、その言葉に大きな意味がある」と語り、強い共感を寄せていた。

また、自身の名前「花」とグループ名「HANA」が同じであることについても「運命のようで、とても嬉しい」と笑顔を見せ、会場の空気を和ませた。

一方、共演者たちも撮影のエピソードを披露。南琴奈は「杉咲さんと共演できたことが本当に大きな学びになった」と語り、板垣李光人は「松居監督の現場は自由で、役に没頭できた」と感謝を述べた。渋川清彦は「難しいテーマに見えるかもしれないけど、実は人間のリアルな部分がストレートに描かれている」と作品の魅力をアピールし、筒井真理子は「若い世代の葛藤を真摯に描いた作品だと思う」とコメントした。

松居監督は「金原ひとみさんの小説をどう映像化するか悩みもあったが、杉咲さんをはじめキャストの皆さんが役を自分のものにしてくれたことで、自然と形になった」と制作過程を振り返った。

『ミーツ・ザ・ワールド』は、人間関係の中で生じる“分かり合えなさ”をテーマにしながらも、それでも人は他者と寄り添うことができるのかを問いかける作品。杉咲花が舞台上で語った“祈りのような思い”は、観客一人ひとりの心に届くはずだ。

最後に杉咲は「この作品を通じて、自分自身と向き合いながら誰かと寄り添うことの意味を感じてもらえたら嬉しい」とメッセージを送り、会場は温かな拍手に包まれた。共演者たちもそれぞれ「大切な人を思う気持ちを感じてほしい」「一人ひとり違っていていいということを考えさせられる作品」「世代を超えて共感できるテーマがある」と呼びかけ、作品への期待を高めた。

『ミーツ・ザ・ワールド』は、人間関係の奥深さと自己肯定の大切さを映し出すだけでなく、杉咲花自身の“推し活”エピソードを通じて、観客にも新しい気づきを与える映画として大きな話題を集めそうだ。

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