先手は南野さんが9手目で端歩を突く所まで指して、その後はBONANZAが指してます。
後手は私が矢倉っぽく組んだ後、BONANZAが継続対局しています。
結果は、3回対局して全敗でした・・・
やはり序盤で端歩を突くのは手損が大きいのでしょう。
BONANZAはレーティング3000点台のプロ級ソフトなので、正確なデータが取れました。
南野さんは、初手を7六歩と指したでしょうから、序盤の定跡を知ってますね。
2六歩も伸ばしてますから、よく勉強してますよね・・。
次は4八銀と上がってるはずですから、これも玄人っぽいです。
それで次に連続で1筋の歩を2回伸ばしたのではないかと・・・。
これですねきっと、敗因は・・・。
よく、何も指す手がない時に端歩を伸ばしたりしますが、これをやっちゃうと後々自分の首を絞めることになると。
本当はその分の指し手を攻めに使えるのに、端歩で一手使ってしまうことで、それが手損になり、終盤で逆転されるという・・・。
南野さんがアマ四段クラスの人と指していたなら致命傷でしょうが、級位者クラスのマネージャーさんなどが相手なら、この後いい勝負に持ち込めたかもしれません。
BONANZAって、開発者の保木邦仁さんが沢山のコンピュータを用いて機械学習により強化したソフトですから、プロでも本気で挑まないと勝てないソフトなんです。
そのソフトが先手と後手を持って対局した結果なので、連敗したということは、序盤で端歩を動かすのはあまり得策ではないと言えるわけです。
端歩を突くとしたら、もう少し進んだ局面・・・、25手目くらいがいいかもしれない・・。
まあ、南野さんの本当の意図は分からないんですけどね・・・。
画像の出典:
南野陽子Facebook
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