ファンの間では知られた隠れた傑作。太田裕美「風たち」〜アナログレコード再生シリーズ



アナログレコード再生シリーズ
太田裕美「風たち」
作詞:小此野木七枝子、作詞:網倉一也、編曲:大村雅朗

「風たち」は1981年8月1日に発売されたアルバム『ごきげんいかが』に収録された曲。
ファンの間では有名な曲で、近年はギターの弾き語りを披露することも多い。
アコースティックギターとピアノメインのザ・フォークソングといった趣の曲ではあるが、シティポップの名手、網倉一也の
メロディーに、大村雅朗が手がけたアレンジはどこまでも秋の高い空のように爽やかで、乾いた空気感がある。

アルバムは非常にバラエティに飛んだ作品群で寄せ集め的な印象がなくもないが、アイドルとしての活動が行き詰まって
いた時期でもあり、当時のニューミュージック志向の歌手へ転換をはかっていたとも言える。が、このアルバムの
あと『君と歩いた青春』をもって、ニューヨークへ旅立つので、いったんそこでアイドルとしては終止符を打つ。

アルバムはオリコン47位、売上は約1.2万枚。

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1 comment
  1. 初めて聴きました。シングルA面の曲がなく10曲入りのLPのようで、
    ファンでないとなかなか聴く機会のない曲とアルバムだと思いました。
    今こうやって解説を読みながら聴かせていただくと、味わい深いものがあります。
    ギターで弾き語りにぴったりのいい曲だと思います。

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